2011年9月15日木曜日

研究者招へい Hot News 海外招聘シーズン、 招聘の準備で注意したい、各国の祝祭日と連休。


日本で暮らしていると、日本の休祭日と夏休み/冬休みは、すぐ思い出す。
しかし、海外の研究者を招聘する時は、招聘者の本国の休日は知らないですね。
その国の法定祝日、伝統祭日、宗教祝日などです。
これ知らないと、せっかくの国際会議の開催日程が困難になることも。

航空運賃が高いシーズナリティは、休暇シーズンですね。
日本出発の航空運賃の「ピークシーズン」は次ぎの3つの時期。
正規運賃に近い高額で、予約席数も少なく、すぐに混んでしまう。
       ・年末年始 1228日から1月4日まで。
       ・五月連休 4月26日から5月4日まで。
       ・お盆休み 8月12日から16日まで。
この設定も、カレンダーや週末の続きによって前後の数日間が追加される。
さらに、春の連休や秋の連休は「ショルダーシーズン」と言い、かなり高くなる。

海外招聘でも、その事情は同じこと。
その国の祝祭日や休暇シーズンは、航空運賃は高額で、予約席数も少なく、すぐに混んで満席になる。
とりわけ、宗教の祝祭日は、全世界共通となっていて重要です。
       ・キリスト暦では、クリスマス、イースターなど。
       ・イスラム暦では、ラマダン。
       ・ユダヤ暦では、3月~5月、9月~10月に集中する。
しかし、同じ宗教でも宗派が異なると時期も移動し、微妙に増減する。

また、華僑(海外在住の中国人)祝祭日も、国際的に共通する。
       ・新年(正月)、春節(旧正月)、国慶節など。
なお、法定祝日は、中国系と台湾系では異なっています。

招聘の準備では、この休日(法定祝日、伝統祭日、宗教祝日)を考慮すべきでしょう。
会議や研修を主催する日本サイドの事情だけで、招聘日程を組むと大変なことになります!
運賃も高く残席も少なく、結局は開催日程を再検討になった国際会議が、過去に多かった。
私、たくさん知っています。

現地の日本大使館は、どちらも公休日に。
重要なのが、招聘者が日本入国に入国査証が必要な場合です。
ロシア、中国、旧東欧圏、アフリカ、アラブなどの国籍の旅券所持者ですね。
日本大使館の休館日のチェックは、招聘者が滞在する日本大使館のホームページで公開されています。

さて、各国にある日本大使館(領事館、公使館)の休館日は、その国と日本の休日の両方です。
日本大使館だから日本の法定祝日は休館する。週末の土日も休館です。

さらに当然ですが、その国の祝日(国の法定祝日)も休館する。
なお、伝統祭日や宗教祝日に休館するか否かは、その国によります。

アメリカの場合、州によって定めた休日もあります。
インドネシアのバリ島では、イスラム暦/キリスト暦/ヒンズー暦/仏教暦の4つの宗教祝日が混在しており、ほぼ毎日が祭り状態ですね。

さて、各国の祝祭日の調べ方は?

各国の休日(国の法定祝日、伝統祭日、宗教祝日など)を調べるのは、カンタンです。
次ぎのインターネットサイトで可能です。

●世界の祝祭日
       http://www.jetro.go.jp/biznews/holiday/

●世界の公休日
       http://www.saijitsu.net/index.htm

●世界の休日カレンダー
       http://www.startoption.com/holidays/

●世界の休日カレンダー2011iPhone / iPod touchアプリ)
       http://ja.world-holidays.net/


招聘を予定したら、早めにご相談を願います。
要望する日程起案と見積書の提出からE-Ticket発券まで、何とか1週間で努力いたします。
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by  瀧田龍彦。on 2011年9月15日(木)配信。

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